コラム
KENの写真日記 No.-6
今回は写真撮影の構図についてお話させていただきます。
作例の題名は「谷川岳の秋」です。
奥に見える谷川岳、上空が晴れてれば猫の両耳のような全景が見えるはずです。
実はここは登山家にとって憧れの場所ですが、世界一滑落事故の多いことでも知られています。
ここで撮影構図を決めるに当たって何かを加減乗除することで撮影意図がより明確になることが多いですね。
ここでは秋の谷川岳の壮絶美に立ち止まる5名のハイカーを前景に加えることで撮影者(私)の感覚を代弁させてもらいました。
撮影時期が秋であったことも、壮絶さと美しさが対比され効果的でした。
静(風景)に対して動(季節・人々)を加えることで写真作品になったと思います。