コラム
KENの写真日記 No.-5
写真機(カメラ)は「針穴写真機」から現代の「ミラーレスデジタルカメラ」まで撮影のしやすさを求めて歴史的に進化してきました。撮影を記録する方法もフィルムからデジタル素子へと変化し、記録を保存する方法も、フィルムからCFやSDへと進化してきています。最近では一眼レフカメラとミラーレスカメラに集結しています。
◆ライカに代表されるレンジファインダーカメラではピント合わせがマニュアル二重像合致方式のため、被写体を確認する作業がし難いのです。
◆ローライに代表される二眼レフカメラはピント合わせが被写体確認と合わせてしやすくて使いやすくなりました。しかしファインダー内の画像は左右逆となる欠点もありました。
◆ニコンFに代表される一眼レフカメラによってファインダー内を覗きながらピント合わせと被写体確認ができ広角から望遠まで様々な交換レンズの使い勝手も抜群となりました。クイックリターンによる撮影時の消失時間も最小限にされ、後期には自動焦点、自動露出、手ブレ防止機能まで装備されて完成度が高いカメラとなっています。ニコンFは16年間販売され続け世界一のカメラの称号を得ています。
◆ミラーレスカメラは被写体を写す撮像素子をそのまま覗くことで、ミラーとプリズムがなくなり、軽く小さくなりました。がしかし被写体の実像を観ることが優れた一眼レフカメラには敵いません。
このようにカメラの歴史は写真撮影スタイルの変化の歴史でもあります。