コラム
KENの写真日記 No.-2
今回は写真撮影するときの心構えについてです。
被写体に直ぐカメラを向けて撮っても作品は写せません。
先ず被写体を寄り添うように先ず観察することが大切です。
例えば「カワセミ」について先ずどんな野鳥なのか学びます。
漢字では「翡翠」、翡がオス翠がメスであり、嘴の下が赤みがかっているのがメスであること。宝石の翡翠(ヒスイ)が後で名付けられたこと。カワセミの色は上空の猛禽類から狙われたとき動かなければ、空を写した川面などに紛れることができる。自然には長い間の進化に必ず意味があることなども学びます。
知識がついたら次に、カワセミ一般ではなく、個体差が解るまで寄り添い観察します。この子は、餌場はココ、調理場はアソコ、狙い下手でホバリングしがちだなどと。そんな時間が経てからカメラを向ければ、あたかも自分が被写体になったような感覚でレリーズすることができます。被写体が花であれ山であれ同じです。そうでなければ、世界に1枚の写真作品は撮れないでしょうね。